「レイキは便利だから」が一番危ない。災害ボランティア時に著者が伝えたい懸念

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ボランティア

お客様によっては「効いた」「効果がある」というご感想をいただきますが、レイキを始めとしたヒーリングはそのような効果を保証するものではありません。

また当方のヒーリングは医師法・薬事法における医学的診断・医学的医療を行うものではなく、医療専門家の医療行為を妨げるような行為ではないことも併せてお伝え致します。ご病気や怪我等などございましたら、まずはお近くの医療機関をお頼りください。



以前、拙著『氣付きと癒しのレイキー次にわたしが選ぶヒーリング』の第1章・第2章から、「3つの誤解」というテーマで抜粋・解説しました。今回は同じ著書の第3章から、「レイキがあなたの選択肢の一つになる理由」について取り上げます。

第3章では、レイキのボランティアを通じて得られた実体験をもとにレイキの有効性と限度を、メリットとデメリットの両面から整理しています。今回はその中から、「災害時のレイキ」というテーマを掘り下げてお伝えします。

この記事を読むことで


  • 災害時にレイキがどう役立つ可能性があるのか
  • 災害時にレイキを扱う際の懸念点
  • レイキが「選択肢の一つ」として機能するための条件



といった内容がわかるようになりますので、ぜひ最後までお読みください。



そもそも、災害ボランティアとはどのようなものか

レイキと災害の関わりについて考える前に、まず災害ボランティア活動そのものの基礎知識を確認しておきます。


災害ボランティアは社会福祉協議会・行政・NPO・企業など、様々な主体が連携・協働して運営されており「被災者中心」「地元主体」「協働」という3つの原則のもとに進められています。

活動内容も家屋の片付けやがれきの撤去といった直接的な支援から、心のケアや子どもの遊び相手といった間接的な支援まで幅広く、医師・看護師・福祉専門職などによる「専門職ボランティア」と、それ以外の「一般ボランティア」に分けられます。


参加にあたっては、いくつかの心構えが共通して求められています。

  • 自己完結・自己責任:食事や宿泊場所は基本的に用意されないため、必要な準備は自分自身で行う
  • 被災地・被災者へ負担をかけない:被災地の情報収集を行い、受け入れ団体の指示に従って活動する
  • 被災された方とのコミュニケーションを大切にする:作業のみに没頭せず、目の前の一人ひとりとの関わりを大事にする
  • 安全・衛生への配慮:事前の体調確認、こまめな休憩、水分・塩分補給などを怠らない


これらは、ボランティアの対象がレイキヒーリングのような心のケアであっても変わらない、災害ボランティア全体に共通する基本姿勢です。この基礎知識を踏まえたうえで、ここからは「レイキヒーリングというボランティア」に特有の可能性と懸念点について見ていきます。


災害時、レイキヒーリングが持つ可能性

日頃から水や食料の備蓄、避難経路の確認といった一般的な防災の備えをしておくことは、言うまでもなく大切です。そのうえで、レイキヒーリングには一つの特徴があります。それは「自分の身一つで行える」という点です。


災害時には電気・水道といったインフラや、日頃頼っている物資・サービスが使えなくなることがあります。そうした状況において、道具や設備を必要とせず、自分の手だけで行えるレイキヒーリングは、一般的な備えが機能しなくなった際の『補助的な選択肢』として一定の有効性があると考えられます。

たとえば、避難生活の中で感じる緊張や不安に対して、セルフヒーリングという形で自分自身に手を当てる時間を持つことができます。これは、以前「介護疲れのセルフヒーリング」の記事でもお伝えした考え方と共通しています。


災害時にレイキを扱う際の懸念点

一方で、著書ではこの可能性と同時に懸念点についても正直に触れています。


先ほど確認した「被災者中心」「地元主体」「協働」という災害ボランティア全体の原則は、レイキヒーリングというボランティアにおいても例外ではありません

レイキが災害時に受け入れられるためには、平時からその地域でレイキが受け入れられている必要があります。 こうした関係性を築かないまま、「レイキは便利だから」といって無闇に被災地へボランティアとして参加することは、かえって混乱を招く可能性があります。

災害という非常時は、被災された方々にとって心身ともに極めてデリケートな状況です。見慣れない技法や、関係性のできていない人物から突然何かを勧められることは、たとえ善意であっても負担や不信感につながりかねません。


つまり、レイキが災害時に機能するためには、技法そのものの有効性以前に「平時からの信頼関係づくり」が前提として不可欠だということです。

レイキを災害時の選択肢の一つとして提供する場合の条件(案)

レイキを災害時の選択肢の一つとして提供する場合、過去の被害と同じ構造に入らないためには、最低でも次の条件が必要だと考えられます

  • 団体名・レイキ実践者であることを最初から明らかにする
  • 社協・災害ボランティアセンター・施設管理者の了承を得る
  • レイキを受けるかどうかは、本人の明確な選択に委ねる
  • 身体に触れる場合は、その都度、具体的な同意を得る
  • 「治る」「薬が不要」「災害には霊的意味がある」と説明しない
  • 被災の原因をカルマ、因縁、波動、信仰心と結び付けない
  • 支援後に有料施術、講習、伝授、寄付、入会へ誘導しない
  • 連絡先、写真、体験談を宣伝目的で取得しない
  • レイキを断った人にも、ほかの支援を平等に提供する
  • 医療・心理・福祉の専門支援が必要な人を適切な窓口へつなぐ


要するに、確認できる被害は「スピリチュアルな行為をしたこと」よりも、被災者の弱い立場と支援者への感謝や信頼を利用して、宗教的説明・勧誘・献金へ結び付けたことにあります。

レイキを災害支援として成立させる鍵も、効果を強く主張することではなく、本人の自己決定、透明性、無償性、非勧誘、医療との明確な区別を徹底できるかにあると考えられます。

「そもそも災害時のレイキヒーリングボランティアは必要か?」を自問する

そして、これらの条件を整える前に考えるべき問題は「そもそもレイキヒーリングによる災害ボランティアは必要か?」です。


レイキヒーラー等がレイキの良さを日々体感しているのだとしても、世間一般はレイキによる「手当て・手かざし」が宗教的行為に見えます。レイキを学んだスクールや所属する団体が宗教とは無縁だったとしても、そのような事情を他者が知る由もありません。

そのため、「手当て・手かざし」という表面的なポーズが世間から怪しまれるのは当然であり、そうしたハードルを超えてまでレイキヒーリングを実施する『客観的な理由』をヒーラー側が持つことが欠かせません


しかし、レイキに「神様、天使様」や「龍神様」といった『客観性の乏しい独自のエネルギー(内氣)』を混ぜて「レイキよりも強力なエネルギー」と称するものが増える現状を鑑みれば、自身のヒーリング技術を客観視することは難しいでしょう

もしそうした技術を身につけた方々がボランティアに参加しようとすれば、普段のヒーリングから自身の価値観や観念を強く反映させた内氣を混ぜている以上、その動機にも「私が癒す」「このヒーリング技術こそ役に立つ」という『思い込み』が強く混じることが予想されます。


内氣の問題は、その構成要素が「個人・集団の価値観等による『情報』」(=主観)であるが故に、「その価値観が受け入れられるか」という相性によって気分や体調を崩す可能性があることです。この事を理解しないまま「自分が良いと思うものは他人にも良いはずだ」と、日常だけでなく緊急時にもそのヒーリングを他者に施してしまえば、思わぬ被害を生み出しかねません。


だからこそレイキヒーラー等には自身のヒーリング技術にも、ヒーリングを行う理由にも客観性を持つことが必須であり、その客観性は自己批判から始まります。


「選択肢」として成立させるために必要なこと

著書のタイトルにも入っている『次にわたしが選ぶヒーリング』という言葉が示す通り「レイキが多くの方に受け入れられるためには、レイキが万能の解決策としてではなく、数ある選択肢の一つとして位置づけられるべきだ」というのが一貫した立場です。

そして選択肢とは、メリットだけを並べて成立するものではありません。デメリットや懸念点まで含めてきちんと提示して初めて、誠実な選択肢として機能するのです


災害時のレイキについても同様で、

  • 身一つでできるという利点
  • 平時からの信頼関係が前提として必要という制約


この両方を理解したうえで、必要な手立てを取り、信頼される個人・団体になって初めてレイキは災害時に機能しうるものになります

これは、以前「3つの誤解」の記事でもお伝えした『レイキの目利き』、すなわち「できることと、できないことを正しく整理する姿勢」がこうした場面でも活きてくる、ということです。


【まとめ】災害時のレイキは、平時の信頼関係があってこそ機能する

今回は、著書第3章の内容から、「災害時のレイキ」というテーマについて解説しました。

【今回のポイント】

  • 災害ボランティア全体には「被災者中心」「地元主体」「協働」という共通の原則がある
  • レイキヒーリングは、自分の身一つで行えるという点で、災害時の補助的な選択肢になりうる
  • ただし、平時からその地域・関係者との信頼関係がなければ、かえって混乱を招く懸念がある
  • レイキは万能の解決策ではなく、メリット・デメリット双方を理解したうえでの「選択肢の一つ」として位置づけるべきである



レイキに「できること・できないこと」をきちんと整理することは、平時の実践だけでなく、災害時のような非常時においても変わらず大切な姿勢です

今回ご紹介した内容も著書のごく一部ですので、より詳しく知りたい方は、ぜひ『氣付きと癒しのレイキー次にわたしが選ぶヒーリング』を手に取ってみてください。

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レイキに「できること・できないこと」。
あるいは「わかること・わからないこと」。

それらの情報をきちんと整理すればヒーラーは安心してレイキヒーリングができますし、受け手側も心配なくレイキエネルギーを受け取ることができます。

誰もがレイキを安心して扱える社会の実現に向けて、この度『氣付きと癒しのレイキ-次にわたしが選ぶヒーリング』を出版致しました。

ぜひ一度手に取ってお読みください。
そしてその内容に共感いただけましたら、この本を広めていただけると嬉しいです。


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