厚生労働省eJIMのレイキ解説にて「(前略)レイキは、身体に本来備わっている自然治癒力に対する、東洋の信仰に基づくものです。」と記されているように、レイキは自然治癒力に働きかけるヒーリング技法です。
しかしその自然治癒力に関しては大まかな説明に留まる所が多く、一般の方からすると「結局どういうことなのか」と疑問に感じるでしょう。
そこで今回は「自然治癒力とは何か」について解説し、自然治癒力に対してレイキがどのように働きかけると考えられるかをお話しします。今回の記事を読むことで
・自然治癒力とは何か
・レイキと自然治癒力の関係性と実践
・現代人に自然治癒力が必要な統計的・科学的理由
といった内容がわかりますので、ぜひ最後までご覧ください。
自然治癒力とは「自分で治す力」
自然治癒力を一言で表すと「自分で治す力」となります。人間が本来持つ自己修復機能の総称が自然治癒力であり、『自己再生機能』『自己防衛機能』『恒常性維持機能』に分けられます。
それぞれの例をリストアップすると以下になります。
【自己再生機能】「壊れたものを元に戻す力」「新しく作り直す力」
・細胞新生→皮膚、血液、腸粘膜などの作り替え
・創傷治癒→傷口の止血から再生までのプロセス
・組織修復→筋肉、骨、神経、内臓組織の再構築
・成長ホルモン、IGF-1の働き→再生と修復を司る
・幹細胞の働き→必要な細胞に分化して補充
・血液、酸素、栄養提供→再生材料を届ける循環機能
・副交感神経優位状態→身体が再生する状態に入る など
【自己防衛機能】「壊させない力」「異常を拡大させない力」
・免疫機能→細胞、ウイルス、異物、がん細胞の排除
・炎症反応→異常の初期対応システム
・皮膚、粘膜バリア→自己防衛最前線の物理的防御
・解毒、排泄機能→肝臓、腎臓、腸、肺、皮膚
・自律神経の危機対応→交感神経による即応反応
・ストレスホルモン→コルチゾール、アドレナリン
・体温調節→免疫活性化と病原体抑制
・抗酸化システム→活性酸素の無害化 など
【恒常性維持機能】「体と心の状態を一定の正常範囲に保ち、乱れたら自動的に元へ戻そうとする働き」
・体温→暑ければ汗をかき、寒ければ震える
・血糖値→インスリンとグルカゴンで一定に保つ
・体液量、電解質→腎臓で調節
・pH(酸性・アルカリ性)→肺と腎臓で調節
・免疫反応→強弱の制御
・情動状態→ストレスと回復のバランス調整 など
人間が本来持つこれらの機能が相互作用することで自然治癒力が働き、例えば傷口を塞いだり風邪を治したりできているのです。

自然治癒力が働く条件とは
この自然治癒力が十分に発揮される条件には『身体環境』『神経・ホルモン環境』『心理・意識環境』『生活環境』が挙げられ、それぞれ以下の通りです。
【身体環境】:回復の土台
・血流の良さ ・適性体温(36.5℃前後) ・栄養素(タンパク質、ミネラル、ビタミン) ・腸内環境 ・水分
【神経・ホルモン環境】:スイッチの切り替え
・副交感神経優位時間の確保 ・成長ホルモン、メラトニンの正常分泌 ・コルチゾール分泌量の安定 ・オキシトシン、セロトニンが分泌されやすい ・睡眠の質、量
【心理・意識環境】:治癒の加速
・安心感 ・回復力への信頼 ・恐怖、怒り、不安の慢性化を防ぐ ・自責を控える ・「治ろう」とする意思がある
【生活環境】:継続条件
・過労、過密、過緊張がない ・自然との接触(光、空気、温度、静けさ) ・良好な人間関係 ・規則正しい生活リズム ・刺激過多(情報、騒音、化学物質)が少ない
このように肉体的・心理的安定性とそれらを支える生活習慣が自然治癒力が働くための条件となります。

レイキと自然治癒力の関係性を「自然治癒力の活性化」と呼ぶ理由
ここまでお話しした自然治癒力を活性化させるのがレイキである、というのが通説です。それは実際にレイキヒーリングを行う中で見てきた現象と一致し、回を重ねることでレイキの自然治癒力への働きかけが顕在化していきます。
では、なぜレイキヒーリングを行うことで自然治癒力が活性化されるのか。それは自然治癒力が働く条件から推測することができます。
自然治癒力が働く条件は「身体環境」「神経・ホルモン環境」「心理・意識環境」「生活環境」にあるとお伝えしました。その中でレイキが働きかけるのは
・エネルギーの熱感による適正体温への誘導
・熱感が生み出す安心感による副交感神経優位状態
・エネルギーの流れによる循環促進
・睡眠の質・量の向上
・レイキという選択による「治ろう」とする意思表示及び自責の手放し
・レイキエネルギーという「自然との接触機会」の増加(※)
・低刺激(※)
※は意図して内氣を混ぜるタイプのレイキは除外
これらの領域になると考えられます。
ただし冒頭お伝えしたようにレイキエネルギーの存在を示す科学的根拠は現状存在しませんから、あくまで実証ベースでの話となります。ただ、これまでヒーリングをさせていただいたお客様の声をまとめていくと、上に並べたような現象を確かに感じ取っておられることが伺われます。
レイキヒーリングを受けられた方の中には、開始後5分も経たないうちに眠られる方や、痛みが軽減された方、温かさを感じられる方、身体が軽くなったと感じられる方など、様々な現象を体感されています。
このような現象からレイキと自然治癒力の関係性とは、自然治癒力が十分機能するための環境作りとしてレイキエネルギーが下支えとなっていると見られ、これをもって「自然治癒力の活性化」と呼んでいるのだと言えます。
現代人に自然治癒力が必要な統計的・科学的理由
人間が本来持つ「自分で治そうとする力」は、それが適切に働く環境が整ってこそ存分に発揮されます。
ひるがえって現代人の自然治癒力がどのくらい有効活用されているかを見ていくと、厚生労働省の令和4年国民健康・栄養調査の結果において「肥満者の増加」「野菜摂取量の減少」「歩数の減少」などから「身体環境」「生活環境」が自然治癒力に優位に働きかけているとは言えない状況だと推測されます。
●身体の状況
・男性の20歳以上の肥満者(BMI≧25 kg/m2)の割合は31.7%であり、直近10年間で有意に増加(9頁)。●栄養・食生活に関する状況
・20歳以上の野菜摂取量の平均値は270.3 gであり、直近10年間で男女とも有意に減少(15頁)。●身体活動・運動に関する状況
・20歳以上の歩数の平均値は男性で6,465歩、女性で5,820歩であり、直近10年間で男女とも有意に減少(17頁)。●喫煙に関する状況
・現在習慣的に喫煙している者の割合は14.8%であり、男性24.8%、女性6.2%。直近10年間で男女とも有意に減少(20頁)。
・家庭、職場、学校、飲食店、遊技場、行政機関、医療機関、公共交通機関、路上及び子供が利用する屋外の空間における受動喫煙の機会を有する者の割合は、平成15年以降有意に減少(23頁)。
Job総研の「Job総研『2025年 職場のストレス実態調査』を実施しました」によれば、有効回答者数578人のうち全体の76.2%が職場でストレスを感じているとの結果が出ており、「心理・意識環境」および「神経・ホルモン環境」においても自然治癒力が十分に働かないであろうことが窺われます。
・全体の76.2%が現職場でストレスを感じている 78.2%が近年ストレスの種類に「変化を感じる」
・ブラック環境で感じるストレスは「はたらき方」が1位 主なストレス上位は「精神論」「トップダウン」
・ホワイト環境で感じるストレスは「人間関係」が1位 主なストレス上位は「協調性」「実力主義」
・はたらき方のストレスは「キャリアの選択肢が多い」が1位 人間関係では「相談できる人がいない」が1位
・全体の79.1%が、遠慮なく相談やサポートが出来るコミュニケーションがあればストレスは軽減される
このように不規則な生活習慣や運動不足・栄養不足、精神的ストレス等によって、現代社会では自然治癒力が働く条件が阻害されており、心身の体調を崩しやすい状況にあります。
そのことを示すように、厚生労働省の「第8表 死因順位1)(第5位まで)別にみた年齢階級・性別死亡数・死亡率(人口10万対)・構成割合2)」によれば10代後半から30代後半までは自殺、40代前半から80代後半までは悪性新生物が死因1位となっており、現代人の健康状態は老若男女問わず危機的です。

このまま自然治癒力が十分発揮されない状態で生活を続ければ体力・気力ともに低下し、それを補うために刺激の強いもの(飲食、エンターテイメント等の刺激物)を過剰に取り続ければ、心身ともに回復されず病んでしまいます。
このような現状を改善するために、私たちには自然治癒力を取り戻す営みが重要となります。
例えば社団法人日本統合医療学会の「日本統合医療学会誌 第 16 巻第 1 号(2023) 自然治癒力を高める看護の力 The power of nursing for natural healing」によれば
「医療の高度化が進めば進むほどに、人体の物質化が促進し、微細手術や臓器移植技術などの普及、化学物質としての薬品の開発が進んで、個体レベルに備わっている自然の治癒力(回復力)への信頼が薄れてきた感は否めない」
「たとえば抗がん剤の副作用で爪の痛みと排膿に苦しんでいた肺がんの患者が、化学療法を中断したらすっかり元気になって爪の痛みも消退し、趣味の木工もできるようになっ た。(中略)CT 撮影の結果、 がん病変は影も形もなくなっていた例があり驚かされた」
「ある日の訪問時、浮腫軽減のためにアロママッサージを試みたところ、足の皮膚の色がよくなって浮腫も軽減していった。何よりも、それまで無口で、ほとんどしゃべることのなかったその人が、問わず語りに自分の思いを語りはじめたのである」日本統合医療学会誌 第 16 巻第 1 号(2023) 自然治癒力を高める看護の力 The power of nursing for natural healing
このようにがんの寛解、アロママッサージの例を挙げ、自然治癒力を高める看護の力として「個体レベルの生活行動の中に潜む、自然治癒力発現につながる『きっかけ』」を見出し「みずから回復していく力を整えること」を重視されています。

またレイキに関して、日本補完代替医療学会の研究「P-G-3 レイキヒーリングの効果に関する科学的検証 ~加速度脈波及び唾液アミラーゼ測定より~ The scientific inspection about the effect of “REIKI” By blood circulation checkers and the salivary amylase measurement」によれば
「レイキヒーリングは、エネルギーセラピーとして肉体面・精神面での治療効果が期待できる。そこで我々は、レイキヒーリングを行い、その効果についての科学的検証として加速度脈波計及び唾液アミラーゼモニターを用い、末梢血液循環及びストレスの変化についての検討を行った。」
「BCCによって得られた脈波は、血管の柔軟性および静脈還流をに波形の良好な状態(A+)から順に(G-)までの項目に分類され、これを0点から19点までの評価でスコア化した。波形スコアはレイキ施行前11.9 施行後13.9と有意に上昇した(P<0.01)。
加齢指数と呼ばれる波の様相の定量化とパターン化を行うaccelerated plethysmogram (APG)indexも、レイキ施行前14.5±から施行後34.8へと有意に上昇した(P<0.01)。
次に、唾液アミラーゼモニターによる唾液アミラーゼ値をレイキヒーリング前後で測定したところ施行前 41.6KU/Lより施行後15.6KU/Lと有意な下降を示した(P<0.03)。」
「本研究において、レイキヒーリング施行により、末梢循環が改善することが示された。またストレスの状態を反映するとされる唾液アミラーゼ値測定により、レイキヒーリング後にストレスが改善することが示唆された。今後も有効性・安全性の検証は不可欠であるが、レイキヒーリングなど代替医療が人々の苦痛やストレス緩和の一助となれば幸いである。」
と記され、有効性・安全性の検証は不可欠でありながらも科学的検証においてもレイキが肉体面・精神面において優位に働きかけることが示唆されています。
レイキヒーリングが生む現象によって自然治癒力が働きやすい環境が整い、自らの力で回復するのをサポートする。これが「レイキによる自然治癒力の活性化」だと言えます。

【まとめ】現代人に必要な「レイキヒーリングによる自然治癒力の活性化」
今回は「レイキによる自然治癒力の活性化」についてお話ししました。内容をまとめると
・自然治癒力とは「自分で治す力」であり、人間が本来持つ自己修復機能
・自然治癒力には『自己再生機能』『自己防衛機能』『恒常性維持機能』があり、相互作用によって自然治癒力が働く
・自然治癒力が働く条件は「身体環境」「神経・ホルモン環境」「心理・意識環境」「生活環境」といった肉体的・心理的安定性とそれらを支える生活習慣
・レイキと自然治癒力の関係性は、「自然治癒力が十分機能するための環境作り」
・現代人は自然治癒力が十分働かない環境にあり、レイキヒーリングが現代人の自然治癒力活性化に一役買える
このようになります。
自然治癒力とは自分で治す力であり、医療の高度化によってその信頼性が薄らぐ懸念はあれど、依然として現代人の健康状態に大きく寄与するものです。そしてその力は一般的な生活環境からでは得難く、ここにレイキヒーリングを活用する理由があるのです。
レイキヒーリングでは手当て(物理的接触)と手かざし(遠隔)のどちらでもヒーリングを実施できます。その為睡眠不足解消において遠隔ヒーリングを活用することで自然治癒力が働きやすい環境を気軽に手にすることができます。
もちろんこの明璃-あかり-でもレイキヒーリング・遠隔ヒーリング共にご依頼いただけますので、ぜひご活用ください。
また「まずは遠隔ヒーリングを体験してみたい」という方は明璃-あかり-公式LINEにて月に一度、登録者全員に向けた無料全体遠隔ヒーリングを実施しております。併せてご活用ください。


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