あなたは「レイキが効かない」といった状況に合ったことがありませんか?
私もレイキヒーリングを始めた頃は「なんだかよくわからなかった」「何も感じなかった」といった感想を度々いただくことがあり、
(手の反応はきちんとあるのに、どうしてなんだろう?)
と悩む時期がありました。
調べてみると「レイキが効かない」といった感想を持つ方が一定数いるようで、この問題を解き明かしていくことでお客様の声にあるような満足度の高い感想をいただけるようになりました。
そこで今回は巷にあふれる「レイキが効かない」という状況を分析し、その原因を突き止めるとともに解決策を提示していきます。
この記事を読み終えた時、あなたは
・「レイキが効かない」原因と解決策がわかる
・レイキを選ぶ際の基準がわかる
といった状態となり、レイキを適切に扱える・受けられるようになりますので、ぜひ最後までご覧ください。
今回の記事は「レイキが効かない」という通説に応える内容となります。
そのため便宜上「効く」という表現を用いますが、レイキは医師法・薬事法における医学的診断・医学的医療を行うものではなく、医療専門家の医療行為を妨げるような行為ではないことをあらかじめお伝え致します。
またお客様によっては「効いた」「効果がある」というご感想をいただきますが、レイキヒーリングはそのような効果を保証するものではありません。
ご病気や怪我等などございましたら、まずはお近くの医療機関をお頼りください。
まずはレイキについての情報共有を
「レイキが効かない」問題を考える上で、前提となる『レイキ』の情報についておさらいをします。
何故レイキの情報をおさらいするのかと言うと、レイキについて誤解したままだと「そもそも自分が受けたレイキは本当にレイキだったのか?」という疑問を抱えたままになるからです。
ですから今回の話の根底にある「レイキ」についての情報を先に共有します。

まずレイキとは『靈氣』と書き、その語源から
「靈」:「雨」+「口×3」+「巫」(=雨乞い)→「人知では計り知れない」
「氣」:「气」+「米」(米を炊いた時の水蒸気、雲)→「自然循環エネルギー」
となり、組み合わせると「人知では計り知れない自然循環エネルギー」と読み取れます。これが転じて「宇宙エネルギー」や「高次元波動」といった解釈につながっています。
一方で厚生労働省eJIM(「統合医療」情報発信サイト)において、レイキは「そのようなエネルギーの存在を示す科学的根拠(エビデンス)はありません。」と明言されており、レイキは科学的には存在していないことになっています。
ここでポイントとなるのは
「科学的に証明されていない」=「この世に存在しない」
といった思考の飛躍が生まれることです。
このことは、あらゆる物質の最小単位である『素粒子』において科学が証明する範囲とは約5%であり、残り約95%が
「証明できていないがあると考えられるもの」(ダークエネルギー、ダークマター)
で構成されると考えられていることからも、科学的に証明されていないことが直ちにこの世に存在していないことの証明にはならないことを示しています。

レイキにおいても現状そのエネルギーを構成する科学的根拠はないものの、その根拠が発見される可能性を残し続けるものだと言えます。
何故ならレイキは全世界において500万人が実践している補完療法であり、
「現状で少なくとも500万人が実践できるほどの『再現性』を持つ技術である」
と実証されており、再現性がある以上それを成立させるエネルギーがあると推察できるからです。
これまでの情報をまとめると、レイキは「科学的には存在していないが、再現性ある技術として体感が得られるもの」だと言えます。

レイキ界隈の事情を知れば、レイキの誤解も解ける
レイキの情報を整理した上で、今度はレイキ界隈の事情を見ていきます。
現状、「レイキ」という名称を使う組織、団体、個人には以下の傾向が見られます。
A:レイキを臼井甕男氏が発見したエネルギーとしてそのまま扱う
B:レイキに独自のエネルギーを混ぜて改良する
C:レイキのようなエネルギーに「⚪︎⚪︎レイキ」と名付ける
一般的にレイキとはAの「臼井甕男氏が発見したエネルギーをそのまま扱うもの」を指します。多くの組織、団体、個人は意図しない限り臼井甕男氏が発見したエネルギーをレイキとして扱うことになります。
Bは「意図してレイキと独自のエネルギーを混ぜるもの」となります。レイキの持つ性質をより強めたり、自分が求める結果を引き出したりするために独自のエネルギーを混ぜており、「レイキ単体よりも強い」「レイキより優れている」といった宣伝を度々見かけます。
Cは「レイキとは別の『目に見えないエネルギー』を使いながら、レイキを名乗るもの」です。レイキの知名度は全世界的であるため、そのエネルギーを広めていく過程で「⚪︎⚪︎レイキ」と名乗った方が通りが良いためにレイキを名乗っているものと考えられます。

こうした事情を知らないまま、新たにレイキヒーリング・レイキ伝授を受けている人々がいるのが実態です。
そのため多くの場合自分が受けるレイキが上のABCいずれに当てはまるかは運に左右されることとなりますから、一言に「レイキが効かない」と言っても、
「自分が受けたレイキは本当にレイキだったのか?」
という点から見ていかなくてはならないのです。
もし自分が受けたレイキがそもそもレイキではなかったのだとしたら、「レイキが効かない」という以前の話になりますから、ここの見極めは重要となります。
何故なら上のB、Cのような「レイキ以外のエネルギー」に関しては、それを行う人々に説明責任があり、『レイキの管轄外』なのですから。

「レイキが効かない」のは何故?
レイキの情報共有を踏まえた上で、いよいよ「レイキが効かない」理由についてお話しします。
「レイキが効かない」と言われる時、そこには以下の問題が含まれています。
①レイキヒーラーの「レイキエネルギーへの確信」が足りない
②受け手側の無意識が拒んでいる
③双方ともレイキの情報が足りない
これらは総じて『無意識のフィルタ』であり、レイキヒーラーがレイキエネルギーを確信できていなかったり、受け手側がレイキを心の奥底で怪しいと思っていたりすることで生まれるものです。
これは心理学において防衛機制と呼ばれるものであり、
「受け入れがたい状況、または潜在的な危険な状況に晒された時に、それによる不安を軽減しようとする無意識的な心理的メカニズム」
とされています。
詳しくはこちら
例えばレイキヒーラーが自分の扱うレイキエネルギーに確信が持てない時、そこには
(レイキがちゃんと流せているのだろうか?)
(本当にレイキはあるんだろうか?)
といった疑問が生まれ、レイキエネルギーが流れるのを狭めてしまいます。
一方受け手側もレイキの説明を十分に受けていないことで
(レイキって本当にあるの?)
(私、騙されてない?)
といった疑念によって、レイキエネルギーを感じることを防ごうとするのです。
こうした条件が重なった時、すなわちレイキエネルギーの量が少ない上に感じないように身構えてしまう時に「レイキが効かない」という現象が起きるのです。

「レイキが効かない」を解決するためには?
では、この問題を解決するためにはどうすれば良いのでしょうか?
「レイキが効かない」の根底にあるものは
・レイキヒーラーの疑問
・受け手側の疑念
であり、双方に共通するのは「レイキに関する情報の不足」です。

レイキヒーラーがレイキエネルギーの確信が持てないのは、「レイキとは何か」に対しての情報が足りないためです。
この情報とは
・レイキエネルギーの体感
・レイキの現状
・レイキの語源
・レイキの歴史
・レイキの性質と特徴
についてであり、レイキの語源や歴史、性質や特徴については一般的なレイキ団体において初級(ファーストディグリー、初伝など)で教わる内容です。
レイキエネルギーの体感はレイキ伝授後から、日々の瞑想や様々なものへレイキエネルギーを扱うことによって時間を掛けて養われていきます。またレイキの現状は自身がレイキヒーラーとして世に出ることで周囲から教えられるものとなります。
つまり、レイキエネルギーに確信を持つには「情報収集」と「日々の実践」が欠かせません。
自分が当たり前のように使えるレベルにまで普段からレイキを使い、その存在を感じられていることがレイキエネルギーへの確信につながる訳ですね。

また、受け手側がレイキに疑念を持つこと自体は至極当然の反応です。
その疑念に対してレイキヒーラーやティーチャーは、相手が十分納得できるレベルまでレイキの情報を自分事に落とし込んで説明できることが求められます。
受け手にとって「何なのかわからないエネルギー」を「十分に説明できない人」から受けるのがどれだけ怪しく危険なことか。こう想像してみれば説明の必要性が伝わるかと思います。
あるいは受け手側も、自己防衛のためにレイキの情報を自分で集めてみるのも良いでしょう。
特にレイキに興味があり、ヒーリングや伝授を受けたい方は「事前にどれだけ情報を集められたか」がスクール・サロン選びの明暗を分けることになりますから、上でお伝えした
「レイキの現状」
「レイキの語源」
「レイキの歴史」
「レイキの性質と特徴」
といった基礎的な情報を押さえておくだけでも、自分が選ぼうとするレイキティーチャーのいるスクールや、レイキヒーラーのいるサロンの情報発信と照らし合わせることで見極めがつけられるかと思います。
そうしたレイキの現状や語源といった情報が網羅された自書『氣付きと癒しのレイキ-次にわたしが選ぶヒーリング』が好評発売中ですので、「レイキが効かない」と感じる方はぜひ一度お読みください。
まとめ -レイキが有意義な選択肢の1つとなるように-
今回は巷にあふれる「レイキが効かない」問題について、その原因と解決策をお話ししました。
今回の話をまとめると
・レイキとは「人知では計り知れない自然循環エネルギー」であり、科学的根拠が未明ながらも現状で少なくとも500万人が実践できるほどの『再現性』を持つ技術である。
・レイキ界隈には様々なレイキがあり、「そのレイキは本当にレイキなのか」を考えることで「レイキ以外のエネルギー」の可能性を除外できるようになる。
・「レイキが効かない」と感じる理由は防衛機制にあり、ヒーラー側、受け手側ともにレイキに関する基礎的な情報を補うことで回避できる。
・基礎的な情報とは、レイキの現状や語源、歴史、性質と特徴、レイキエネルギーの体感であり、それらと各スクールやサロンの情報発信を照らし合わせて「どれだけ合致しているか」によって判断がつく。
といった内容になり、これらを理解した後ならレイキヒーラーにも受け手にも「レイキに関する基礎的な情報」が必要なことが伝わったかと思います。
レイキに関する情報は玉石混交で、レイキを求める人の多くはレイキヒーラーやティーチャーの人柄で情報の真偽を判断しがちです。
ただ、仮にその方自身が信頼のおける方だったとしても、レイキに関する情報をレイキのカテゴリ内だけで判断しているのであれば、自ずと限界があります。
何故ならレイキの歴史でもお伝えしたように、レイキに関する文献は戦火に飲まれてほとんど残っておらず、現状は実証データを集めて検証するより他ないからです。
こうなると多くの場合「感性で得られた情報」を頼ることとなり、それは時に靈性やスピリチュアルに向くことになります。
その感性を共有できる方々の間ならばそれでも十分伝わるのかもしれませんが、共有できなかった場合「わからない不安」として残り、レイキに対して防衛機制が働くようになってしまいます。
こうした事態を避けるために、レイキにおいても論理的・科学的思考が求められます。
そしてその姿勢を持つと自ずと「レイキ以外の情報」へ目を向けることとなり、今回は心理学の知識をもって「レイキが効かない」理由とその解決策についてお話ししました。
レイキに関わる全ての方が、レイキを感性と理性の両面から捉えられるようになった時、レイキは今よりも社会において有意義な選択肢の一つとなることでしょう。
今回の記事がその一助となれば幸いです。

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